2009年04月30日

BILLY JOEL「GREATEST HITS VOLUMET & VOLUMEU」

BILLY JOEL「GREATEST HITS VOLUMET & VOLUMEU」

BILLY JOEL「GREATEST HITS VOLUMET & VOLUMEU」(1985)

自分たちの世代だと、洋楽への入口になったケースも多いであろう人である。なにせ売れていたからね。
しかし、少し下の世代になると「オネスティ」しか知らなかったりするのにはびっくりだ。
ビリー・ジョエル知らないの?まあ、オレもそんなに詳しくはないが。
でも、「オネスティ」はもちろん、「ストレンジャー」「素顔のままで」「さよならハリウッド」あたりは全て鮮明に憶えている。

非常に優秀なポップス・メイカーだと思うが、この人はきっとロックに対するコンプレックスがあったのだろう。そういうところがロックっぽい「ガラスのニューヨーク」やメッセージ性の高い「ナイロンカーテン」のようなアルバムを作らせてしまうのだろう。
ロックへのコンプレックスからKUWATA BANDをやってしまったサザンの桑田のような感じかな。

しかし、やっぱりポップスの人なのである。
この人の曲はメロディばかりが頭に残るのだ。リフとかリズムとかではない。驚くほどその傾向ははっきりしている。
つまり、ロックではないのである。

しかし、いいじゃないか、と思うね。
本当に優秀なメロディ・メイカーには間違いないのだから。
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2009年04月19日

RATTUS「RATTUS」

RATTUS「RATTUS」

RATTUS「RATTUS」(1984)

何故80年代のフィンランドにはこうも凄まじいハードコア・パンク・バンドが多いにだろうか。セックス・ピストルズがスカンジナビア半島のツアーをやっているので、パンクの種は早いうちから蒔かれていた地域ではある。それにしても謎だ。
というのは余計なお世話である。
そもそも世界的に言ったら、80年代の日本で極めて発達したハードコア・シーンが形成されていたことも謎だろう。
日本人がフィンランドのことを不思議に思うのも不遜な話だ。

さて、フィンコアの頂点に立つ神、ラッタスのファースト・アルバム。
初期の純朴なパンクから除々に凶暴なハードコア・サウンドに変わっていき、その絶頂を極めたとも言うべきハードコアの真髄そのもののような一枚。
耳に対する残虐行為、音という武器を使ったテロと言えばいいだろうか。ジャケットの頭蓋骨の山、それがそのままの音だ。

コンピレーションとかはたくさんあるけど、この盤だけは手にはいりづらかったりする。
でもね、本当に凄いから見たら手にしてみて欲しい。

その他無人島に持って行きたい作品
RATTUS「LEVYTYKSET 1981-1984 RECORDED WORKS」(1993)
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2009年04月13日

VARIOUS ARTISTS「GREAT PUNK HITS」

VARIOUS ARTISTS「GREAT PUNK HITS」

VARIOUS ARTISTS「GREAT PUNK HITS」(1983)

日本でもハードコア・パンクというものが形成された80年代の前半。
当時の様子を窺い知るのにいくつか優れたオムニバス盤がある。「CITY ROCKERS」「OUTSIDER」「ハードコア不法集会」などだ。
その中でもいち早くメジャー・レーベルでアンダーグラウンドのシーンを伝えたのがこの「GREAT PUNK HITS」。

メジャー・レーベルというのは、お馴染みの徳間ジャパンだ。本当に80年代の徳間は狂っていたとしか思えない。スターリンのある程度の成功はあったにせよ、あれほどマイナーなバンドを出してもいいのだろうかと不思議だった。
しかし、そのおかげで日本中に一部にしか認知されない音楽が広まることができたのだ。
この盤も本当に画期的だった。

収録バンドは、GISM、エクスキュート、あぶらだこ、ラフィン・ノーズ、CLAY、G-ZET。どれもこれもすさまじくキレのいい演奏だ。
ラフィンノーズだって、まだチャーミーがモヒカンで音もなかなか凄いぞ。エクスキュートのボーカルはガスタンクのBAKIだぞ。
さすがにメジャーだけあって、当時の自主制作(インディーズなんて言葉はまだそれほど使われてなかった)に比べて音質もいい。

やっぱり、注目はGISMとあぶらだこ。
GISMの音がメジャー流通に乗るというだけでもすごいが、一番勢いがあった時期の演奏は本当に凄い。横山SAKEVIの渾身のシャウト、ランディ内田のメタリックなギター、唯一無二のGISMの世界の一端が堪能できる。
そして、あぶらだこ。極初期の演奏であり、少し捩れながらもストレートなパンク・サウンドの二曲は本当に貴重。しかしそれでもすでに後のあぶらだことしか言いようのない音の片鱗は見せていて、この盤の中でも圧倒的に「変な」存在感を見せつけている。

一度CD化されたと思うが、最近は見当たらない。
是非、常に入手できるようにしておいてもらいたい。
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2009年04月11日

CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND「TROUT MASK REPLICA」

CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND「TROUT MASK REPLICA」

CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND「TROUT MASK REPLICA」(1969)

非常に難しい人である。下手に手を出したら火傷しそうである。ファンにマニアが多そうである。下手なことを言ったら怒られそうである。
そもそも何から聴いていいのかわからなかった。今ほどディスコグラフィーの情報が整備されていなかったのだ、昔は。
よって適当に聴いた。

それでわかったのは、どこを聴いてもそれほど変わりがないということだ。比較的シンプルなファーストも、バンドを解散して再結成した盤もさほど変わらない。
つまりは本質というか核の部分は不変な人なのだろう。

そうは言ってもこの盤が代表作であろう。
なんというのか、泥臭いブルースを基調にしたフリー・ミュージックを技巧なしでぶちまけたような音。いやいやそんな言葉で表現はできない、なんと言っていいのかわからない音、でも聴いたことがある人には即共通言語になり得る音。
そこにビーフハートのしゃがれた声が被さる。
古今東西、数多のミュージシャンに嫌というほど影響を与えた音だ。

町田康はビーフハートと誕生日が同じなのだが、町田さえも影響を受けたと明言している。

その他無人島に持って行きたい作品
CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND「SAFE AS MILK」(1967)
CAPTAIN BEEFHEART & THE MAGIC BAND「DOC AT THE RADAR STATION」(1980)
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2009年04月06日

BUZZCOCKS「LOVE BITES」

BUZZCOCKS「LOVE BITES」

BUZZCOCKS「LOVE BITES」(1978)

バズコックスが好きだ。最初に聴いてから20数年経つけど、ずっと好きだ。今でもしょっちゅう聴く。
好きなバンドは数多あるけど、特別に好きだ。

どれほどアッパーな曲をやっていてもバズコックスは虚しい。とても空虚な感じがする。何かを諦めてしまっている感じがする。
そして疲れてしまっている感じがする。それは何となく感じられるものなのだけど。
最初に聴いた時は輸入盤しかなく、当然歌詞もわからなかったけど、そういう虚しさや諦念や疲労感は感じ取れた。
それが何だかはわからなかったけど。

ピート・シェリーはゲイだという噂がある。本当のことかどうかは知らない。詳しい話も知らない。
でも、もし本当にそうだとしたらバズコックスの虚しさはすべて納得がいく。本当にそういう理由でもなければ説明がつかないような気もする。
「Fiction Romance」も「I Don't Know What To Do With My Life」も「Everybody's Happy Nowadays」もどの曲もすべて納得がいく。
「I Believe」の中で"There is no love in this world anymore"と繰り返し歌ったのも納得がいくのだ。

そんなことを考えると、バズコックスの名曲中の名曲「Ever Fallen In Love」も違って聴こえる。
一体どんな想いでこの曲を書いたのだろう。

その「Ever Fallen In Love」収録のセカンド・アルバム。言うまでもなく名盤である。
もちろん、ピート・シェリーの事情がどうあろうと普遍的な名盤である。

その他無人島に持って行きたい作品
BUZZCOCKS「ANOTHER MUSIC IN A DIFFERENT KITCHEN」(1978)
BUZZCOCKS「A DIFERENT KIND OF TENSSION」(1979)
BUZZCOCKS「SINGLES GOING STEADY」(1979)
BUZZCOCKS「TIME'S UP」(1991)
BUZZCOCKS「TRADE TEST TRANSMISSIONS」(1993)
BUZZCOCKS「BUZZCOCKS」(2002)
BUZZCOCKS「FLAT-PACK PHILOSOPHY」(2006)
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2009年04月04日

BAD RELIGION「AGAINST THE GRAIN」

BAD RELIGION「AGAINST THE GRAIN」

BAD RELIGION「AGAINST THE GRAIN」(1991)

メロコアの親分みたいに思われている節があるが、実はその通りかも知れない。
元は80年代前半から活動するハードコア・バンドであった。しかし、一度解散し(解散前のアルバムがひどかったらしい)、そこから復活していく過程で手に入れたスタイルがメロコアと呼ばれるようになったのだ。
そこらのフォロワーが安直に真似するのとは一味も二味も違う。
当然だけどね。それがオリジネーターというものだ。

初期のハードコアな音源(もうその時点で後のスタイルの萌芽はあるけど)もいいが、メロコアというスタイルを極めたとも思えるこのアルバムを挙げておきたい。
メロもコアもしっかりと素晴らしいブレンドで叩き出されている。
これは風格ですな。

彼らのレーベル、エピタフの活動もやっぱり90年代以降のシーンでは無視できない。
いろいろ言う人はいるかも知れないが、やっぱり後世に名を残す存在だろうと思う。

その他無人島に持って行きたい作品
BAD RELIGION「80-85」(1990)
posted by はせお at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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