2009年07月20日

PUSSY GALORE「SUGAR SHIT SHARP」

PUSSY GALORE「SUGAR SHIT SHARP」

PUSSY GALORE「SUGAR SHIT SHARP」(1988)

1988年の秋、僕はアメリカのアンダーグラウンドなバンドを貪るように聴いていた。一番熱心に聴いていたのはソニック・ユースで、ソニック・ユースが2枚組の新譜を出すというのにドキドキしていた。
何かが始まって、爆発する予感がいっぱいだった。

ソニック・ユースが来日することになって、一日目には行くことにしていたのだけど、やっぱり二日目も行きたくなって、チケットを買いに行った。買いに行った先は、スーパーナチュラル・オーガニゼーションという呼び屋の事務所で、事務所兼レコード屋になっていた。渋谷の宮益坂にあった。
事務所に入ると、なんだか曲者風の外人が4人いた。
あっ、と思ったが、プッシー・ガロアのメンバーだった。来日していたのだ。やっぱりある種のオーラがあって、すぐにわかった。
カウンターのあたりでたむろしている彼らの間から「ソニック・ユースのチケット一枚」と言ったら、連中が「なんだなんだ」と言ってきた。
ソニック・ユースのチケットだとわかると、「あいつらは全然よくないぜ、オレたちを見に来いよ」と(もちろん英語で)言われた。
思えばあの時その言葉に乗っておけばよかった。
見ておけばよかった、プッシー・ガロア。死ぬ程後悔している。

その頃出た彼らのミニ・アルバム。もちろん速攻で聴いた。何度も聴いた。
ノイ・バウテンの「YU-GUN」のカバーが最高。「Motherfucker!」のジョン・スペンサーの叫びが一閃、音が爆発するところが最高。
その他の曲も全てよくて、それまでも腐った金属音のようなクズな音(褒め言葉だよ)に比べて、とてもきちんとしている。
彼らの本質的なカッコよさが、整理されて効率よく発揮されている。
死ぬ程カッコいい。

ストーンズのロゴとノイ・バウテンのロゴを合体させたジャケット。しかし、ストーンズのロゴの使用許可はおりなかった。
当時のスーパーナチュラル・オーガニゼーションから出ていた日本盤にはストーンズのロゴ盤のステッカーがついていた。

その他無人島に持って行きたい作品
PUSSY GALORE「RIGHT NOW」(1987)
PUSSY GALORE「DIAL'M' FOR MOTHERFUCKER」(1989)
PUSSY GALORE「CORPSE LOVE THE FIRST YEAR」(1992)
PUSSY GALORE「LIVE IN THE RED」(1998)
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2009年07月19日

オナニーマシーン「彼女ボシュー」

オナニーマシーン「彼女ボシュー」

オナニーマシーン「彼女ボシュー」(2002)

僕は一回オナマシのライブを見たことがある。それが自慢だ。
その帰り道、そのライブに聴いた曲を口ずさんで帰った。
「オナニー、オナニー、オナニーマシーン!」と口ずさんで帰った。

勝ったように見えても、負けたように見えても、結局全ての人間はオナマシである。もし自分はそうでないと主張する者がいるとしたら、僕にとってその人は人間ですらない。
どんなナルシストも自信過剰な人間も結局はオナマシである。

こんなに馬鹿げたことをやって大笑いして、でも本当のところは洒落でもなんでもないんだよ。
これが本当なんだよ。それでも笑うしかないんだよ。

このアルバムに収録されている「あの人」は本当に名曲だと思う。
posted by はせお at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

SLITS「CUT」

SLITS「CUT」

SLITS「CUT」(1979)

泥乳ダブである。このジャケットは素晴らしい。
いや、オレは巨乳好きではない、念のため。

元はバリバリのパンク・バンドだった彼女たちは、あっという間に色々な音楽を吸収して、このファーストを出す頃にはダブになっていた。
うーん、ダブ?
確かにそうである。ベースラインとか、ギターの鳴り方とか、ダブの要素はふんだんにある。しかし、本当に素晴らしいのはダブだからではない。

パンクが自由な音楽的発想からなるものというは忘れられることが多い。スタイルにハマりやすい形態だからね。
そこのところが嫌になったジョン・ライドンはピストルズをやめてPILを始めたわけだ。

自由な発想とセンス、それだけでできているようなアルバムである。結果的にダブということはあるかも知れないが(それにしたって、後のダブとは大いに違う。なんたって人力だからね)、誰も考えなかったことを好き勝手にやった結果なのだ。
それが様になっているというのがセンスなのだ。テクニックではない。

こういうバンドは本当に素敵だ。

その他無人島に持って行きたい作品
SLITS「IN THE BEGINNING」(1997)
posted by はせお at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

DIE HAUT「HEAD ON」

DIE HAUT「HEAD ON」

DIE HAUT「HEAD ON」(1992)

最初に耳にした時、このバンドの詳細は知らなかった。今もよく知らない。名前からしてドイツのバンドなのかな。それも定かではない。
最初はゲストで参加しているメンバーに惹かれたのだ。リディア・ランチ、アラン・ヴェガ、ブリクサ・バルゲート、キム・ゴードン、何故かデボラ・ハリーやアニタ・レーンまで。
これは買わねばと思ったのだ。当然でしょ。

ジャケットで居並ぶ、スーツ姿の4人はチンピラというよりマフィア然とした佇まい。グランジ旋風の頃、あまりに時代にそぐわない風情だ。
しかし、音の方は違った。
下手なグランジなバンドなど問題にならないぐらいハードでカッコいい。そしてその風情通りにクールである。
クール・グランジと呼びたい大人の音である。

このアルバムに対応したライブ盤「SWEAT」もお勧め。こちらにはさらにニック・ケイヴが参加している。
アンダーグラウンドの星たちに愛されたバンドである。

その他無人島に持って行きたい作品
DIE HAUT「SWEAT」(1993)
posted by はせお at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

GORE GORE GIRLS「UP ALL NIGHT」

GORE GORE GIRLS「UP ALL NIGHT」

GORE GORE GIRLS「UP ALL NIGHT」(2002)

デトロイトの女性3人組のガレージ・バンド。バンド名の響きが好き。
音はガリガリのガレージだけど、なんというかフットワークが軽い。
色々な音楽スタイルのエッセンスを取り込んでいて、雑食性の高い音で、サクサクと聴ける。
いい意味でアメリカのバンドらしく、少しばかりいい加減なところがいい。

重たくなり過ぎて胃もたれがするような音を聴いた後にはぴったり。
posted by はせお at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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