2009年10月25日

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」(1993)

テキサスというとやっぱりアメリカ南部、遠く日本から眺めれば保守派の権化のような土地であるように見える。
テンガロンハットを被ったカーボーイ風の農民が巨大な畑でトウモロコシを生産しているようなイメージである(かなり偏見)。
そんな土地にも、いやそんな土地だからこそパンク・バンドはいる。

正統派の力強さを堪能できるオフェンダーズから変態派最右翼のバットホール・サーファーズまで、パンク/ハードコアの黎明期から多くのパンク・バンドをテキサスは生み出してきた。そう、バットホール・サーファーズも出自はテキサス・パンクだ。
その中できちっと真ん中にいるのがビッグ・ボーイズだ。

パンクの基本を抑えつつ、サックスが絡んだりカントリーやファンクの味付けも満載で、懐が深い音である。乾燥した音も特徴。イギリスのバンドでは絶対に出ない音だ。
80年代にはこういうユニークなバンドがアメリカ中にいて、それぞれにパンクを追及していた。
巨大なアメリカが「パンク」という共通認識を持つのはニルヴァーナやグリーンデイ以降だ。

これと「THE FAT ELVIS」で多分ほぼ全音源がコンパイルされている。
どちらもおもしろい。

その他無人島に持って行きたい作品
BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」(1993)
BIG BOYS「WRECK COLLECTION」(2002)
posted by はせお at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

VARIOUS ARTISTS「DEAD TECH SAMPLER」

VARIOUS ARTISTS「DEAD TECH SAMPLER」

VARIOUS ARTISTS「DEAD TECH SAMPLER」(1986)

日本のアンダーグラウンド・シーンのバンドを集めたオムニバス。それだけなら珍しくない。この頃からそういうものはたくさんあった。
しかし、これはドイツ盤である。ドイツでどれほど日本のシーンが注目されていたかは知らない。
まあ、これとてさほど不思議なことではない。世界中にマニアやフリークスはいるものだ。そういう人間がひとりでも本気になればこういったものはできる。

とはいうものの、問題は内容であって、この盤の内容は凄まじいの一言。当時の日本でもこれだけのものはできなかったはずだ。
収録バンドがまずはすごい。
非常階段、ボアダムズ、ハイライズ、NULL、ルインズ、YBO2、ZEITLICH VERGELTER、A.N.P。
この組み合わせはバンド同士の交流関係を考えてもなかなかあり得ない。
しかもこの盤にしか収録されていないテイクが目白押しである。既存のものを寄せ集めたものではない。はっきり言って驚異的である。
特にハイ・ライズ。ここでしか聴けない初期の凄まじく振り切れている演奏がちびりそうである。
ZEITLICH VERGELTERの演奏なんていうのもかなりレアだ。
これを編集した人間に会ってみたいものだ。

この続編で「DEAD TECH U」というのも出ている。
そちらにはレニングラード・ブルース・マシーンやオフマスク00の、やっぱりその盤でしか聴けないテイクが入っている。
それも必聴。
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2009年10月13日

RAVEONETTES「WHIP IT ON」

RAVEONETTES「WHIP IT ON」

RAVEONETTES「WHIP IT ON」(2002)

これ、久々に聴いたらカッコいい。
デンマークの男女2人組。

@全曲同じキーで録音する、A3コードしか使わない、B曲は全て3分以内、Cハイハットやライド・シンバルは使わない、というのが彼らが自らに課したルールらしい。
このアルバムはB♭マイナーで統一されている。
そんなけったいなルールを明示的に課すことの意味とかには興味がない。しかし、その結果できた音がカッコよければそれでOKだ。

ギターのノイジーな感触の気持ちよさ、これは確かにジーザス&メリー・チェインに通じるかも知れない。
メンバーが2人なので打ち込みも使っているのだろう。その辺の律動もジーザスに通じる。
そして、そのベースに乗っかる極上にポップな曲、これもジーザスだ。
ん、単なるジーザス&メリー・チェインの遅れてきたフォローワー?

いや、そんな言い方に意味はないね。
本当にカッコいいんだ。もう本当にそれが重要。
それだけが重要。

次のアルバムはB♭メジャーで統一されている。
当然そっちのほうが明るい感じ、でもオレはやっぱりマイナーの方が心地いいね。

その他無人島に持って行きたい作品
RAVEONETTES「CHAIN GANG OF LOVE」(2003)
posted by はせお at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月12日

VELVET MONKEYS「RAKE」

VELVET MONKEYS「RAKE」

VELVET MONKEYS「RAKE」(1990)

ベルベット・モンキーズはドン・フレミングが最初に組んだバンド。
大体の音源は「ROTTING CORPSE AU-GO-GO」というコンピレーションに収められている。ぶっ壊れたロックンロールはドンの原点であり、当時のシミー・ディスクの雰囲気をよく表している。

解散してかなり経ってからこのアルバムで一時的に復活した。
架空の映画のサントラという仕立てになっていて、参加メンバーはドン・フレミングと盟友ジェイ・スピーゲルはもちろん、サーストン・ムーア、J.マスシス、ジュリア・キャフリッツなどその筋の強者たち。
まあ、その辺の連中が集まった一種のお遊びみたいなものなのだろう。
そうは言っても時は1990年、この連中が集まってつまらんものが出来るはずはない
メンバーからして想像通りのカッコいい音になっている。

その他無人島に持って行きたい作品
VELVET MONKEYS「ROTTING CORPSE AU-GO-GO」(1989)
posted by はせお at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

ECHO AND THE BUNNYMEN「PORCUPINE」

ECHO AND THE BUNNYMEN「PORCUPINE」

ECHO AND THE BUNNYMEN「PORCUPINE」(1983)

やっぱりファーストが圧倒的に良くって、その辺は元祖サイケのドアーズみたいなのだ。
でも、セカンドとサードはいける。

そのサード・アルバムだがやっぱりクオリティは高い。
ファーストの深夜の森、セカンドの冬の海岸と続いた大自然の驚異なジャケットもここまで来ると圧巻だ。
(この後、鍾乳洞という大物が来るけど)

ロック・バンドとしての佇まいのカッコよさ。ある種正統派のロックでありながら、新しさを感じさせる音。
今聴いても本当にいけてる。
このアルバムもやや80年代的な脆弱さ(ギターの高音重視のキンキンさとか)はあるけど、やっぱりカッコいい。

「Back Of Love」もいいけど、一曲目の「The Cutter」にはやられる。いつでもやられる。

その他無人島に持って行きたい作品
ECHO AND THE BUNNYMEN「CROCODILES」(1980)
ECHO AND THE BUNNYMEN「HEAVEN UP HERE」(1981)
ECHO AND THE BUNNYMEN「NEVER STOP」(1983)
posted by はせお at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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