2010年05月30日

METALLICA「KILL 'EM ALL」

METALLICA「KILL 'EM ALL」

METALLICA「KILL 'EM ALL」(1983)

「ST. ANGER」が出た時のことだ。
その頃、僕は音楽関係の会社に勤めていて、会社にはテレビでCSの音楽チャンネルが流しっ放しになっていた。そこでメタリカの新曲が流れたのだが、あまりの凄さに会社全体が軽く凍りついた。
僕もしばらく目が釘付けになってしまった。
なんというか、あまりにも過剰な何かに金縛りになってしまったようだった。

メタリカはそういうところがあるバンドだ。
ある時期からあまりにも凄くなってしまった。そしてあまりに過剰になってしまった。それはそれでいいのだけど、なんというかこちらの体力がついていかなくなった。
特にミドルテンポの重い曲はつらい。最後まで聴くと息切れがした。ゼイゼイ。
最近は少し変わってきてるのかな。息切れしてしまってからはあまり聴いてないのだけど。

元々はいわゆるスラッシュ・メタルというジャンルの創始者であり、大枠でメタルというジャンルでありながら、オルタナ関係からも評価されていた。その辺の感じは「GARAGE, INC.」でカバーされている曲に顕著だ。ディスチャージのカバーとか凄いカッコいい。
しかし、より音楽的に深化した以降より、敢えて超初期のスラッシュの頃を推しておきたい。
このファースト・アルバムでスラッシュ・メタルというジャンルがあっという間に確立した。
理屈抜きで凄い。楽しめる。

その他無人島に持って行きたい作品
METALLICA「MASER OF PUPPETS」(1986)
METALLICA「METALLICA」(1991)
METALLICA「LOAD」(1996)
METALLICA「RELOAD」(1997)
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2010年05月23日

JIM MORRISON「AN AMERICAN PRAYER」

JIM MORRISON「AN AMERICAN PRAYER」

JIM MORRISON「AN AMERICAN PRAYER」(1978)

ドアーズとジミへンとT.レックスに共通していること。
それはジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、マーク・ボランの死後に有象無象の音源が際限なくリリースされたことだ。

ジミへンは最近そうとうしっかりしてきて、かなり整理された。
マーク・ボランは相変わらずか。自分は偏執的なT.レックス/マーク・ボラン・マニアだが、もう正直ついていけない。そろそろ必要なものは手に入ったと思うし。

ドアーズに関しては、レイ・マンザレクあたりが率先して余計なことをしているような気がする。
いまさら色々なものを出されても困るのだ。
必要なのは決定的なものをしっかりとした音質で出すこと。それしかない。

さて、これはジム・モリソンの死後に残された生前の詩の朗読のテープに残されたメンバーが演奏を被せたもの。
いかにも胡散臭い。ちゃんとしたリリースとして出ていたが、今は手に入るのだろうか。

ドアーズは好きで、アルバムは全て持っているけど、さすがにこれは買わないでいた。たまたま友達がくれたので、聴いた。
聴いてみてびっくりした。凄くよかった。
凄く生々しくジム・モリソンの声が響いていた。
「L.A. WOMAN」なんかよりずっといいと思う。
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2010年05月17日

FRICTION「'79 LIVE」

FRICTION「'79 LIVE」

FRICTION「'79 LIVE」(2005)

フリクションにはあまり興味が持てなくて、80年代からシーンに入った者にとっては実は難しいバンドなのだ。少し過去のバンドという感じもあったし、現役感という意味では圧倒的にE.D.P.Sだった。
一番よくなかったのは「軋轢」の音のスカスカさ加減だった。まずはあのアルバムを聴いてみるもんでしょう。それがあんな感じだった。よくなかった。
あれが自分を萎えさせたと思う。

本当は凄いんだろう、そうは思ってはいた。みんなそう言うんだものね。
それを体験する手段といえばライブだ。
実際、90年代に入ってからだけど数回見たライブはどれも凄かった。最近のレックと中村達也の二人でも凄いと思う。

でも、やっぱり初期のツネマツ在籍時の凄さを体感してみたいもんでしょう。エクスキューズ抜きで感じてみたい。
それに一番近いのはこのライブなのかな。
ライブ盤もいろいろ出ているけど、これが当時の緊張感を一番伝えているような気がする。
気がするけど、本当にそうかはわからない。なにせその場にいたわけではないのでね。

その辺の逡巡は別にして、単純にこのアルバムの音はやっぱり凄いと思う。
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2010年05月09日

PAGANS「SHIT STREET」

PAGANS「SHIT STREET」

PAGANS「SHIT STREET」(2001)

1977年にクリーブランドで結成されて、1979年には(一旦は)解散。時期的にはモロにパンクだが、音の方は素直にパンクでございますで片付けてしまうわけにはいかない。
クリプトから音源がリリースされていることからも察せられるように、完璧なガレージである。
そう、完璧なガレージ・バンドだ。

90年代になってからのガレージの再燃を完璧に先取りしている。
90年代のガレージは元来のガレージをテイストを持ちつつよりハードにより加速して展開していた。代表格がNEW BOMB TURKSだけど、このPAGANSはその10年以上前に同じことをやってしまっている。
60年代のガレージ・サイケのささくれ具合をそのままに、パンクの爆発力とスピード感を携えて、濃い目のガソリンをぶちまけて火をつけた感じ。
とにかく燃えるのだ。

当時は4枚のシングルしか残していないバンドだったけど、21世紀になって2枚の音源が出された。
「THE PINK ALBUM...PLUS」と「SHIT STREET」。どちらも素晴らしい。
確かに数少ない音源や未発表モノやライブを寄せ集めたものではあるけど、それ以上の価値はある。

その他無人島に持って行きたい作品
PAGANS「THE PINK ALBUM...PLUS」(2001)
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2010年05月02日

CURE「KISS ME, KISS ME, KISS ME」

CURE「KISS ME, KISS ME, KISS ME」

CURE「KISS ME, KISS ME, KISS ME」(1987)

カッコつけたくてしょうがなかった年だったから、大学に入ってすぐに「どんなバンドを聴くの?」の問われて「キュアーやバニーメン」と答えたのだ。エコー・アンド・ザ・バニーメンはともかく、キュアーはそんなに聴いていなかった。
いや、むしろ好きじゃなかった。
でもそういう風に答えるのがカッコよかったのだね、80年代の半ば頃はね。

その頃はせいぜい「PORNOGRAPHY」の時期で、キュアーも暗い、下手すればポジパンなどと呼ばれていたのだ。少しばかりその頃の僕にはつらかった。
ロバート・スミスには注目していたけど、それはバンシーズにギタリストとして参加していたからだ。バンシーズでのロバート・スミスのギターは超絶にカッコよかった。

バンシーズから戻ってからのキュアーは変わり始める。
「要するにいい曲を書いて歌えばいいのだ」と悟ったロバート・スミスはそれまでとは違ったポップな一面を見せ始める。その頃から次第にキュアーに惹かれ始めた。
しかし、それほどストレートな人でもないので、ポップな面とダークな面を行き来しながらキュアーは螺旋を描いていく。

その螺旋の中で一番ポップに振れたアルバムがこれかも知れない。
タイトルからして狂躁的だ。ロバート・スミスにしては目一杯に躁状態だったに違いない。
このアルバムが好きである。

なんと言っても「Just Like Heaven」が入っている。
ダイナソーJR.がカバーしたことで知名度が上がったかも知れないこの曲、やっぱり素晴らしい曲だ。
本当にいい曲は一生に何度も書けない、それは特殊な事情の時に書けるものだ。そんなことを大瀧詠一が言っていた。
これは正にそういう曲だ。

2007年のフジロック、23年振りにキュアーが日本に来た。
本当に素晴らしいステージだった。
キーボードがいない分、完全にバンドの音になっていて、キュアーが極めて特殊な音構造を持ったバンドであることが明らかになった。
その中でも「Friday I'm In Love」(本当に金曜の夜だった)から「Just Like Heaven」に続くところが頂点だった。
あれは本当に天国のようだった。

その他無人島に持って行きたい作品
CURE「THREE IMAGINARY BOYS」(1979)
CURE「PORNOGRAPHY」(1982)
CURE「THE TOP」(1984)
CURE「WISH」(1992)
CURE「SHOW」(1993)
CURE「GREATEST HITS」(2001)
posted by はせお at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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