2010年08月23日

割礼「PARADAISE・K」

割礼「PARADAISE・K」

割礼「PARADAISE・K」(1987)

割礼の最初の単独音源である。
当時はミニ・アルバムという形だったけど、今年になってCDで改めて再発になった。

今聴いても本当にいい。
どこにもありそうな音で、でもどこにもない不思議な音。
サイケデリックといえばサイケだろうけど、それでは全てを言い尽くしたことにはならない。
なんなんだろう、こう感じ。割礼は割礼でひとつのジャンルなんだろうと思う。

当時はライブでよく聴いていた曲が並んでいる。
だから懐かしくもあるけど、本当にいい曲ばかりだ。

やっぱり割礼が差別化されているのは宍戸の声と歌詞なんだろうか。
「競い合う悪癖・病癖に」とか「今日一日情熱的に」とか微妙に不思議な言葉遣いは、不思議に剥き出しになったロマンチシズムだった。
それがあの声に乗ると、音の形が他のものと違うように聴こえるのだ。

こんなバンドが普通にいたのだから、80年代のライブハウスはとても面白くて刺激的で楽しい場所だったのだ。
そして、割礼はまだその場所にいる。

その他無人島に持って行きたい作品
割礼「割礼LIVE '88」(1988)
割礼「ネイルフラン」(1989)
割礼「ゆれつづける」(1990)
割礼「IS IT A HALF-MOON OR FULL-MOON?」(2種類)(1998)
割礼「空中のチョコレート工場」(2000)
割礼「星を見る」(2010)
posted by はせお at 00:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

WIPERS「WIPERS BOX SET」

WIPERS「WIPERS BOX SET」

WIPERS「WIPERS BOX SET」(2001)

よく憶えていないけど、このバンドもグランジ以降再評価されたのかな。
ニルヴァーナ絡みだっけ。まあ、そんなことはどうでもいいか。

まだ、アメリカでパンクというものが認知されていなかった70年代の終わりから活動しているポートランドのバンド。今もひょっとしたら活動しているのかな。
しかし、一番旬だったのは80年代半ばぐらいまでじゃないかと思う。
その頃の初期のアルバム「IS THIS REAL?」「YOUTH OF AMERICA」「OVER THE EDGE」をコンパイルした3枚組。今でも手に入りやすく、これで初期のほぼ全てが押さえられるという優れモノ。
独特の湿ったメロディ・ラインとディストーションのかかったギターによるロック。パンクというより普通のロックだけど、それがとってもカッコよくてはまる。

アメリカのローカル・シーンの豊穣さというのは全体論だけをなぞった音楽史では語れない。
パンクがどうのグランジがああだみたいなことでは捉えることはできない。そこにいたバンドはそんなことを意識したりしていない。
例えばハスカー・ドゥやリプレイスメンツとかもそうだけど、いろいろとレッテルを貼るのは周りなのだ。
彼らは普通にバンドをやっていただけだ。

ワイパーズもそういうバンドだ。
ハスカー・ドゥやリプレイスメンツと同じぐらいセンスはあるし、同じぐらい評価されて欲しい。
posted by はせお at 00:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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