2010年02月28日

YO LA TENGO「I CAN HEAR THE HEART AS ONE」

YO LA TENGO「I CAN HEAR THE HEART AS ONE」

YO LA TENGO「I CAN HEAR THE HEART AS ONE」(1997)

このアルバムの曲だと思うのだけど、違うかもしれないけど、PVがあって最高なのだ。
なんかロックを教えるような学校に彼らが行かされて、いかにもロック・バンドのようなことをやらされるのだけど、彼らには当然そういうのは合わないのね。
よく憶えていないけど。

実はあまり聴いていません。ごめんなさい。
最初に聴いたのは「FAKEBOOK」だった。あれっていいアルバムだと思うけど、少し特殊だよね。
なのでかどうか、そこで止まってしまったのだ。
それ以来重い腰はなかなか上がらず、あまり聴かないできてしまった。

重い腰が上がったのがこのアルバム。非常にいい。好きである。
アメリカのバンドって外から見てオルタナとかなんとかレッテルを貼ってみても、本人たちはもっと普通にロックをやっているだけだったりする。ロック・バンドだからどうのこうのという戦略を立てるのはイギリス人や日本人だ。
このアルバムも難しい戦略はない。
ガレージであり、サイケであり、パンクであり、ニューウェイヴであり、カントリーであり、ブルースである。
そういう言葉ですら外部がつけるものだけど。

自分たちの音楽を普通にやる。それだけのことに彼らは自覚的である。
だからあんなPVが作れるのだろう。
そこら辺りがアメリカのバンドのおおらかさであり、素敵なところだ。

その他無人島に持って行きたい作品
YO LA TENGO「FAKEBOOK」(1990)
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2010年02月21日

DEXYS MIDNIGHT RUNNERS「TOO RYE AYE」

DEXYS MIDNIGHT RUNNERS「TOO RYE AYE」

DEXYS MIDNIGHT RUNNERS「TOO RYE AYE」(1983)

このバンドのファーストは本当にカッコよくって大好きだ。アイリッシュの匂いとパンクの熱とクールなカッコよさがいっぱいに詰まっている。
しかし、やっぱり最初にこのバンドを知ったのは「カモン・アイリーン」だった。
とにかくヒットしていた。高校2年の頃だろうか。日本でもヒットしていたけど、イギリスではもっと凄かったらしい。

いわゆるケルティック・ソウルのテイストを全面に出して、かつ相当にポップに仕上がっている。ファーストとはかなり違う感触だけど、これはこれでカッコいい。
そして「カモン・アイリーン」は当然名曲である。いかにもななまりで歌われるクセのあるボーカルのメロディ、アップテンポだけど哀愁の漂うポップな曲。
やっぱりいい曲である。

その他無人島に持って行きたい作品
DEXYS MIDNIGHT RUNNERS「SEARCHING FOR THE YOUNG SOUL REBELS」(1980)
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2010年02月07日

LIP CREAM「LIP CREAM」

LIP CREAM「LIP CREAM」

LIP CREAM「LIP CREAM」(1989)

80年代後半の日本のハードコアの動向を思い出すにつけて、リップクリームの進化・深化はやっぱり特筆に価するのと思う

1985年の彼らのファースト・アルバムが本当に好きだった。完全にハードコア・マナーで作られているのだけど、まだ何と言うかいい意味で隙があって、ラフな音が本当にカッコよかった。

しかし、その後彼らはひたすらに壮絶な音の極みに向かっていく。
完全に隙のないハードコアな音、それはその頃のスラッシュ系の音にも確かに影響されていたのだと思うけど、いやむしろその先駆者だったのかもしれないけれど、とてもそれだけで語れる音ではなかった。
あの性急で切迫感で溢れた音はスタイルだけでこの道を極めようとする浅はかな者たちを一蹴する。
特にPILのドラムが凄過ぎるんだよ。その後のPILの活動振りを知ってしまうと、リップクリームを先鋭化させて、しかもそこに納まらないスケールの大きさで鳴っている音に驚愕してしまう。

音的にも精神的にも行くとこまで行ったラスト・アルバムがこれ。
本当の意味でエクストリームである。壮絶の一言。

その他無人島に持って行きたい作品
LIP CREAM「KILL UGLY POP」(1985)
LIP CREAM「9 SHOCKS TERROR」(1987)
LIP CREAM「CLOSE TO THE EDGE 危機」(1988)
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2010年01月30日

FRANK ZAPPA/BEEFHEART/MOTHERS「BONGO FURY」

FRANK ZAPPA/BEEFHEART/MOTHERS「BONGO FURY」

FRANK ZAPPA/BEEFHEART/MOTHERS「BONGO FURY」(1975)

ビーフハートについて書いた時にも同じようなことを書いたような気がするが、フランク・ザッパも相当難しい人である。
ロック好きが入り込むのに躊躇するようなジャンルというのがあるでしょう。例えば、ジャズ。どこからどう聴いていいのかよくわからんし、入っていっても理解できるのか、あるいは入ってしまったら泥沼なのか。
そういう感じがザッパ個人の単位であるような気がする。
ひとりで一ジャンルである。

僕はザッパに関しては熱心な聴き手ではなく、信奉者でもない。入口から少しばかり入って、様子を伺って戻ってきた感じである。
だから偉そうなことは言えない。

さて、このアルバム。ザッパとビーフハートの共演である。
この二人はハイスクール時代からの友人であり、いろいろと共演・競演しているけど、アルバム一枚丸ごとやっているのはこれだけだと思う。
違ったらごめんなさい。
不思議に聴きやすく、とっつきやすい。二つの不可触領域が交わったら意外にフラットになった感じ。
でもこういう音になるのは大いに理解できる。

入るのがためらわれる泥沼。そこへの格好の入口かも知れない。
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2010年01月24日

嵐「A・RA・SHI」

嵐「A・RA・SHI」

嵐「A・RA・SHI」(1999)

昨年はデビュー10周年で盛り上がっていた嵐。
10周年ということももちろんあるのだろうけど、何より10年経っていいグループになったのだと思う。今が一番旬かも知れない。ジャニーズ系では一番勢いがあるでしょう。
嵐の春が来たのだと思う。
だから今年も飛ばしていくはず。

そんな彼らのデビュー曲。
これ超名曲でしょう。当時思わずシングルを買ってしまったもん。
「You're My SOUL! SOUL!、いつもすぐそばにある、譲れないよ、誰も邪魔できない」というサビのところは悶絶。
調子のいい日はよく脳内BGMになる。

10年目にて初出場の紅白のメドレーのオープニングがこの曲で、少し涙腺が緩みそうだったぐらいさ。
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2010年01月11日

TUMOR CIRCUS「TUMOR CIRCUS」

TUMOR CIRCUS「TUMOR CIRCUS」

TUMOR CIRCUS「TUMOR CIRCUS」(1991)

最近もなにやらハードコアなアルバムを出したりして、まだまだ現役かと思わせるビアフラではある。
しかし、スポークン・ワードのような活動は正直つまらないし、さすがに衰えたかとも思わせるここ数年ではあった。

そんなビアフラだが、デッド・ケネディーズ解散後の80年代終わりから90年代にかけては凄かった。例の合体シリーズでいろいろなバンドと組んで出すアルバムは全て凄かった。
本当に絶倫だった。

そんな中の1枚がこれ。
スティール・ポール・バスタブのメンバー等と組んだバンド。これもまたとんでもなく凄い。
ハードコアっぽい性急さとオルタナっぽい重さと粘着質なサイケっぽさがグチャグチャと混ざっている。
そこにあれだ、ビアフラのうわずったようなボーカル。
完璧だ。

バンドというしがらみから解放され、その都度組む相手を選んで、そのたびに凄い音を出す。本当になんでこんなことが出来たのか。
やっぱりボーカリストという素材としてビアフラの凄さであろう。どんな音にのってもその音を上げて加速させてしまう特異なボーカル。
これが完璧だったのだろう。
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2010年01月03日

GANG OF FOUR「ENTERTAINMENT!」

GANG OF FOUR「ENTERTAINMENT!」

GANG OF FOUR「ENTERTAINMENT!」(1980)

どんなものにも別格というものがあるのものだ。
1枚のアルバムという単位で考えた時、このアルバムこそ別格と呼ぶに相応しい。
パンクという括りでもニューウェイヴでも括りでも別格。アイルランドという括りでも別格。
ロックという括りでさえも別格に思える。
1バンドで1ジャンル、ギャング・オブ・フォーというジャンル。いや、このアルバムがひとつのジャンルですらある。

基本的にはギター、ベース、ドラム、ボーカルのみの音。
余計な装飾は一切なし。楽器の構成がそうであるだけでなく、音の在り方に装飾というものがない。まるで骨組みだけのような音。
だけど、それで十分以上の存在感と衝動の表現が実現されている。

微かに感じるファンクネス、しかしそれは黒人のそれとは全く感触が違う。残酷なほどにジャスト感の高いドラムは冷徹なほど過剰な広がりを見せない。
これは彼らが開発した新しいリズムだ。

そして凄まじいアンディ・ギルのギター。
これも派手なエフェクトは全くない。ひたすら切れるような殴るような金属音をギターという凶器から叩き出す。これほどにソリッドという言葉の似合うギターを知らない。

それほどに冷めていながら、凄まじいほどの熱を感じさせる。
これは一体何なんだ。
最初に聴いてから20数年、どうしてもわからないが完全に了解している。

「Dameged Goods」と「I Found That Essence Rare」の2曲、これだけでも普通のアルバムの数枚分の価値がある。
本当に別格だ。
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2009年12月31日

NIRVANA「BLEACH」

NIRVANA「BLEACH」

NIRVANA「BLEACH」(1989)

このところニルヴァーナ関連の発掘や再発が相次いでいる。
レディングのライブが目玉だけど、もう一方がこのファースト・アルバムのリマスターだろう。意外とそのままにされてきた作品なのだ。
メジャー・デビュー前のライブとカップリングされての再発。ライブの方もレディングと比べて聴くのも一興だろう。

というようなことはともかく、久々に聴いた。
当時はいわゆるグランジのはしりの時期で、グランジがどうとか何もわからずただひたすらにサブポップ関連のバンドを聴き漁っていた。新宿のVINYLにはずいぶんお世話になった。
ニルヴァーナはその中のひとつのバンドでしかなかったし、マッドハニーの方が好きだったような気がする。

今聴くと思ったより音が重くて、この重く引き摺るような感じはメルヴィンズあたりの影響が色濃い。一方で「About A Girl」のようなポップなメロディを持った曲もすでにある。
これがメジャー・デビューして一般向けに磨かれる前の原石なのだろう。

マッドハニーが初めて来日した時に、新宿アンティノックでダムドのカバーを楽しそうにやっているのを見て、ああそういうことなんだと思った。特に凄いことをやろうというんじゃない、世界を変えたいわけじゃない、ただロックが好きでバンドをやっている、そういう感じ。
それの何が悪いことはないだろう。マッドハニーはそれを通してこれた。ニルヴァーナだってそうしたかったんだろう。このアルバムのままでいたかったのだろう。
だけど世界の方がそれを許さなかったのだ。

このアルバムはある意味で、ニルヴァーナの幸せな記憶の証だろう。
posted by はせお at 01:24| Comment(1) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

VARIOUS ARTISTS「時の葬列」

VARIOUS ARTISTS「時の葬列」

VARIOUS ARTISTS「時の葬列」(1984)

オート・モッドが解散を前提に13回のライブを企画した。それが「時の葬列」だ。
それに参加したのが、サディ・サッズ、マダム・エドワルダ、G−シュミット。
これらのバンドに毎回ゲストを加えてライブは行われていたと思う。

オート・モッド、いうかジュネは自分はシーンの傍流にいると感じていて、その状況を打破するために解散という究極の技を出したようだ。
確かにオート・モッドは捉えどころのないバンドだ。どのシーンにも属してなかったのは間違いない。
他の3バンドもそんなアウトサイダーな匂いを感じさせるバンドだった。マダム・エドワルダなんかハードコアのオムニバスに参加していたこともあったけど、全く違う。どちらかと言えば、元祖ビジュアル系でないか。

その流れをパッケージにしたのが、この盤。オート・モッドと上記3バンドが収録されている。

収録曲で強い印象があるのはサディ・サッズの「Glas Bruch」。
力強いインダストリアル・サウンドとメタリックなビートはその頃であればフィータスやノイバウテンに通じるものがあるし、90年代以降のインダストリアル系のバンドと比べても遜色がない。この時期にこれだけのクオリティを出しているのは凄い。

しかし、なんと言ってもG−シュミット。
「Kの葬列」だ。奇跡のような一曲であり、今でも「何も怖くないわ、何も恐れないわ」というフレーズを聴くと気を失うことができる。
この後、G−シュミットは着実な活動で大きな花を咲かせるが、その原点でありすでにして頂点がこの曲だ。

と書いてきたが、僕は「時の葬列」を一度も見ていない。
このアルバムも微かな記憶の中に仕舞われていた。
しかし、密やかに2002年にCD化され、僅かな繋がりを未来に残している。
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2009年12月21日

SUBLIME「SUBLIME」(1996)

SUBLIME「SUBLIME」

SUBLIME「SUBLIME」(1996)

不勉強にしてこのアルバムしか聴いたことがない。
メジャーデビュー作だが、これを発表する直前にボーカルのブラッドリー・ノウェルが他界したためラスト・アルバムになってしまった。

非常にゆったりとしたビッグ・サウンドである。
出自であろうパンクっぽいところは極めて断片的にしか表われない。
ゆるやかなスカやレゲエのリズムに乗ってカリフォルニアの陽光のごとき抜けのいい音が鳴る。
スカであってもこの頃であればスカコアというのではなくて、もっと大きなリズムの幅だし、へビィ・ロックのような重さは欠片もない。
ある意味、新しい形のアメリカン・ロックと言えるんじゃないかな。

もし〜というのはないけど、バンドが継続していたらレッチリのような存在になったかも知れない。
posted by はせお at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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