2009年12月13日

JUNGLE BROTHERS「V.I.P.」

JUNGLE BROTHERS「V.I.P.」

JUNGLE BROTHERS「V.I.P.」(1999)

ヒップ・ホップは全くの門外漢だけど、このアルバムはよく聴いた。
大雑把な話で言って、レイドバックしたものより尖って狂ったものを好む傾向にあるけど、たまにはオールド・スクールなものも聴くのだ。
まあ、このアルバムがどういう位置付けなのかはよくわからないけど。

1999年のフジに来たんだったな。
その頃、親しくしていた女性から少し勧められたので聴いたのだ。
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2009年12月06日

WATERBOYS「PAGAN PLACE」

WATERBOYS「PAGAN PLACE」

WATERBOYS「PAGAN PLACE」(1984)

80年代の後半ぐらいだから、大学生の頃だろう。
どこかの飲み屋でウォーターボーイズのPVを見ていた。曲はなんだか忘れた。
聴いたことはあったけど、映像を見るのは初めてだった。あの頃はまだまだ音楽の映像は貴重だった。
暗い青い背景でボーカルのマイク・スコットが力強く歌っていた。
奇妙な音楽ばかり聴いていた頃だ。
なんだかとっても正しく素晴らしい音楽に思えた。

力強く、そして正しい。
その時の印象は今もさほど変わっていない。
このアルバムを聴くと今もそう思う。
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2009年11月29日

S.O.B.「DON'T BE SWINDLE」

S.O.B.「DON'T BE SWINDLE」

S.O.B.「DON'T BE SWINDLE」(1986)

ナパーム・デスあたりからだろうけど、「最速」という言葉で音楽やバンドを表現するようになったのだ、80年代の後半には。
元々ハードロックやヘビメタはスピードという基準で語られることはあったし、ハードコアもそういう感覚はあった。やっぱりスラッシュ・メタルあたりからそういう言い方をするようになったんだろうな。
しかし、音楽を明確に数値で評価するするというのは、なんというか、笑った。
なんたって単位がBPMだぜ。なんというかいっそのこと爽快であった。
情緒的なことより性能値。面白いじゃないか。

そんなわけで、世界最速だか日本最速だか忘れたが、日本代表はS.O.B.だった。面白がって買いましたよ、このアルバム。
いや、しかし凄い。
もちろん何もかもなぎ倒して突き進むスピードの炸裂も凄いが、ハードコアもスラッシュもグラインドコアもへったくれもない乱暴な音が凄い。
思想やスタイルにからめ取られることなく、ひたすらにエクストリームな音を爆発させる姿はある種の求道者の姿ではないか。

日本のハードコアに一石を投じ、シーンを活性化させた一枚。
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2009年11月25日

NINE INCH NAILS「BROKEN」

NINE INCH NAILS「BROKEN」

NINE INCH NAILS「BROKEN」(1992)

ここ数年の精力的な活動と裏腹にナイン・インチ・ネイルズはライブ活動を停止した。日本での最後のライブは今年のサマソニでのものとなる。よくわからないけど、活動そのものを停止してしまうのかな。
そもそもトレント・レズナーのワンマン・バンドなので、トレント・レズナーが活動し続ければそれで大勢に影響はないとも言える。
しかし、変に多彩な男であるからして、ナイン・インチ・ネイルズでの活動、特にライブ活動というフォーマットが無効になると少しばかり困ったことになるはず。
ナイン・インチ・ネイルズはれっきとした「バンド」である。

その「バンド」たるナイン・インチ・ネイルズがその本領を爆発させたのがこの盤であろう。ギターがこれでもかと前面にフィーチャーされ、ナイン・インチ・ネイルズが持つサドとマゾとアンビバレンツな激情が音の面でも露になっている。
トレント・レズナーという個人ではなく、ナイン・インチ・ネイルズがバンドとしての肉体性を獲得した瞬間だ。
こんなことをやられてしまうと、これはどうにもこうにも抵抗できない。誰が何と言おうと、リフもギターの音も曲の構成も何もかもカッコよくてしょうがないもの。

綿密な音の構築者としてのトレント・レズナーとバンドとしてのナイン・インチ・ネイルズ、これはやっぱり両方揃っていて欲しい。
その奇跡的な融合が行われるのがライブなら、やっぱりいつかライブ活動を再開して欲しい。

「Wish」はグラミー賞だったっけの「ベスト・へビィ・メタル・ソング賞」だったっけを受賞した。笑ったけど、本来の意味ではその通りかも知れない。

その他無人島に持って行きたい作品
NINE INCH NAILS「THE DOWNWARD SPIRAL」(1994)
NINE INCH NAILS 「THE PERFECT DRUG VERSIONS」(MINI ALBUM)(1997)
NINE INCH NAILS「CLOSURE」(VIDEO)(1998)
NINE INCH NAILS「THE FRAGILE」(1999)
NINE INCH NAILS「WITH_TEETH」(2005)
NINE INCH NAILS「YEAR ZERO」(2007)
NINE INCH NAILS「SLIP」(2008)
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2009年11月21日

BAUHAUS「1979-1983」

BAUHAUS「1979-1983」

BAUHAUS「1979-1983」(1986)

再結成して、休止して、再々結成して、アルバムを出して、本当に解散してしまったようだ。
どんなバンドであれ再結成というのはあまり感心しないのだけど、1998年の再結成のステージで完璧に近いパフォーマンスを見せつけられると意見は揺らぐというものだ。
この4人が揃った時にしか発生しないマジック。その魔法をかけられてしまった身としては、もう一度見ておきたかった気もする。
ただ、解散前の最後に出したアルバムにはあまり魔法が感じられなかったので、まあ仕方がないかとも思う。

当時のアルバムはどれもそれぞれによいと思うが、パンク〜ニューウェイヴの流れのバンドなので、シングルを多数出している。
それらが非常に素晴らしく、またアルバムに未収録だったりする。
最近はボーナストラックとして収録されているかも知れないし、ベスト盤もいろいろ出ているかも知れないが、その辺の集大成としてはこれが一番いい。
解散後に出たアナログ二枚組のベスト盤。
シングル曲を網羅しつつ、代表曲は完璧に押さえてある。
もの凄い密度である。
一番濃くて、一番バラエティに富んでいる部分を抽出してある。

CDではアルバム未収録曲を中心に1枚に編集されて出ていたように思う。

その他無人島に持って行きたい作品
BAUHAUS「IN THE FLAT FIELD」(1980)
BAUHAUS「MASK」(1981)
BAUHAUS「THE SKY'S GONE OUT」(1982)
BAUHAUS「PRESS THE EJECT AND GIVE ME THE TAPE」(1982)
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2009年11月15日

DIDJIT「HEY JUDESTER」

DIDJIT「HEY JUDESTER」

DIDJIT「HEY JUDESTER」(1988)

オレが聴いたことがあるのは4枚のアルバムだが、正直どれを取っても同じだ。悪い意味で言っているんじゃない。
確かにどのアルバムも音的には同じだけど、どれを取っても最高だからな。

それまで人が手で回していた車輪にモーターをつけてプチっとスイッチを押したら急に回転速度が上がったようなロックンロール。
変な表現かな。でもギターのけたたましい連射音を聴いているとそんな感じがしてならない。
聴く者の心拍数をアップさせるは確実な音。

基本的には割りとオーソドックスなロックだと思うんだけど、加速の仕方とささくれた音が90年代の音をきっちりと予感させる。
グランジなんて言葉はまだなかったけど、アメリカのアンダーグラウンドはもうすでにやっていたことを証明している。

スティーヴ・アルビニに「80年代で最高のロックンロール・バンド」と言わせたバンドである。

その他無人島に持って行きたい作品
DIDJIT「FUZZJOB」(1987)
DIDJIT「HORNET PINATA」(1990)
DIDJIT「FULL NELSON REILLY」(1991)
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2009年11月09日

想い出波止場「水中JOE」

想い出波止場「水中JOE」

想い出波止場「水中JOE」(1991)

80年代後半から90年代初頭にかけて何度も想い出波止場のライブを見た。関西系に異常に興味を持っていた頃だ。当然のように想い出波止場にも接する機会が多かった。
ただ、なんだかあまり印象に残っていないのだ。相当に個性的な音だし、もう少し強い印象があってもおかしくない。
でも花電車やOFF MASK 00や赤痢のように強く憶えていない。

やっぱり非常にフリースタイルだからだと思う。憶えやすい一定のフォーマットの範疇に想い出波止場はいなかった。
ライブも毎回微妙に違う印象を持っていたはずだ。だから、非常に個性的という感触は残っていても音の形があまり手元にないのだ。
それがこのバンドの凄いところかも知れない。

そういうことで?、音源もあまり持っていない。
このセカンド・アルバム(だと思うけど)はタイトルが気に入って買った。
これを聴くと少しばかり当時のライブを思い出す。
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2009年11月04日

TEENAGE FANCLUB「BANDWAGONESQUE」

TEENAGE FANCLUB「BANDWAGONESQUE」

TEENAGE FANCLUB「BANDWAGONESQUE」(1991)

イギリスでもアメリカでも何でも来い!という時期だったし、スコットランド?いいよいいよどんどん来やがれだった(ナンのこっちゃい?)。
ソニック・ユースを中心としたアメリカのアンダーグラウンドの動き、少しばかりそれに呼応するようなイギリスの後にシューゲイザーと呼ばれるようなバンドたちや、それよりもさらにへビィなサイケデリックな音を出すバンドたち。とりわけその辺には敏感だった。
なので、ティーンエイジ・ファンクラブにもすぐに反応した。
しかし、ファーストのCDはなかなか手に入らなかったな。苦労したよ。

苦労はしたけど、ファーストはいまひとつよくわからなかった。なんとなく面白くはなりそうなんだけどな、と思いつつあまり聴かなかった。
録音がよくなくって、なんだかモタモタしてる感じもしたしね。
しかし、その次のこのアルバム、これはよかった。
音は数段階バージョン・アップしていた。バンドのやりたいことがはっきり見えたような気がした。

ソニック・ユースへの回答というようなこともその当時は言われていたのだ。確かにノイジーな部分もあるけど、そういったことも滲ませながら、ようするに普通にいい音楽をやりたいだけのバンドなのだ。
だから曲もとっても練られてポップである。演奏もきちんとしたバンド・サウンドである。
そこが愛される所以だろう。

その他無人島に持って行きたい作品
TEENAGE FANCLUB「A CATHRIC EDUCATION」(1990)
TEENAGE FANCLUB「THIRTEEN」(1993)
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2009年11月01日

MOUNTAIN「THE BEST OF MOUNTAIN」

MOUNTAIN「THE BEST OF MOUNTAIN」

MOUNTAIN「THE BEST OF MOUNTAIN」(1973)

この辺のアメリカン・ロックはあまり聴かないのだ。この辺というのは、70年代あたりで少し泥臭い感じのヤツである。
でも何故かこのベスト盤は持っているのだ。

何故かというのでもない。the原爆オナニーズが「Mississippi Queen」のカバーをやっていたからだ。原爆階段でもやっていたな。
あとはボアダムズを始めた頃の山塚アイがゲス・フーやユーライア・ヒープと一緒にマウンテンの名前を出していた。ボアダムズは元々ハナタラシでの活動があまりにも過激になって継続できなくなった山塚が「演奏ができない人間が集まって普通のロックをやってぶっ壊れてしまっている」ようなバンドとして始めた。なのでライブではブラック・サバスのカバーをやっていたりしたのだけど「普通のロック」の代表としてマウンテンを挙げていたのだ。
原爆の「Mississippi Queen」はカッコよかったし、なのでこのレコードを聴いてみたのだ。

オリジナルの「Mississippi Queen」はもちろんカッコいい。
骨太で飾りのないブルースから発展したロックだ。
ギターのレスリー・ウエストの重厚な体格とそれに見合ったしっかりしたテクニックは本物だ。
どこかのテレビに出た時の「Don't Look Around」の映像を見たことがあるけど、ルックスのカッコよくなさと音のカッコよさの反比例は見事だった。

泥臭くて、でもしっかりしたロックを聴きたい時はこのアルバムを聴いてみることにしている。
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2009年10月25日

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」

BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」(1993)

テキサスというとやっぱりアメリカ南部、遠く日本から眺めれば保守派の権化のような土地であるように見える。
テンガロンハットを被ったカーボーイ風の農民が巨大な畑でトウモロコシを生産しているようなイメージである(かなり偏見)。
そんな土地にも、いやそんな土地だからこそパンク・バンドはいる。

正統派の力強さを堪能できるオフェンダーズから変態派最右翼のバットホール・サーファーズまで、パンク/ハードコアの黎明期から多くのパンク・バンドをテキサスは生み出してきた。そう、バットホール・サーファーズも出自はテキサス・パンクだ。
その中できちっと真ん中にいるのがビッグ・ボーイズだ。

パンクの基本を抑えつつ、サックスが絡んだりカントリーやファンクの味付けも満載で、懐が深い音である。乾燥した音も特徴。イギリスのバンドでは絶対に出ない音だ。
80年代にはこういうユニークなバンドがアメリカ中にいて、それぞれにパンクを追及していた。
巨大なアメリカが「パンク」という共通認識を持つのはニルヴァーナやグリーンデイ以降だ。

これと「THE FAT ELVIS」で多分ほぼ全音源がコンパイルされている。
どちらもおもしろい。

その他無人島に持って行きたい作品
BIG BOYS「THE SKINNY ELVIS」(1993)
BIG BOYS「WRECK COLLECTION」(2002)
posted by はせお at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 無人島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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